プロセスエネルギー学分野では、物理、化学、材料工学、電子工学、光学などの分野の知見や技術を融合し、新規なエネルギーデバイスの開発や作製プロセスの開拓を行っています。皆さんはこれまでに大学の授業で様々なこと学んできたと思います。しかし、授業や教科書で勉強して覚えることと、実際の研究でその知識を使いこなすことには大きな開きがあります。ほとんどの学生はそのギャップに最初は戸惑うことになると思います。学部4回生での卒業研究や大学院修士課程では、そのギャップを埋め、授業で学んだ知識を最先端の研究開発を行うためのスキルへと昇華させるための教育を行います。
当研究室では、関連論文や教科書を使った勉強会、研究の状況をグループ内部で報告する進捗報告会を、研究室全員に研究成果を発表する研究室ゼミなどを行い、実験で得られた結果や問題点などを教員だけでなく研究全体で議論します。ある程度研究が進むと、国内の学会や研究会で研究成果を発表してもらいます。このような対外的な発表を通じて、従来研究に対する自分の研究の位置づけを確認し、研究成果を論理的かつ正しく発表する能力を身につけます。重要な成果については、学生が筆頭著者となる学術論文の執筆を勧めます。そして、最終的には学部生は卒業論文、修士課程学生は修士論文に研究成果まとめます。これらの学位論文は本人だけでなく研究室の財産となる重要なものです。
自分自身で新しい計測システムを構築したり、これまで考えられていなかった材料を組み合わせて新規なデバイスを開発するなど、頭だけでなく手も動かして研究することが好きな学生諸君は、是非当研究室に来て一緒に研究しましょう。
電気電子工学科の学部4回生が特別研究(卒業論文)を行うための配属先として希望することができます。また、大学院で当研究室で研究するためには、エネルギー科学研究科の大学院入学試験を受験する必要があります。研究科の概要や入学試験の詳細については、上記リンク先を参照してください。研究内容や研究室での生活について詳しく聞きたい人は、川山まで連絡をください。