我々が直面しているエネルギー問題の解決に向けて「創エネルギー」、「省エネルギー」および「畜エネルギー」のそれぞれにおいて、材料・デバイスのブレークスルーを起こす必要があります。そのために当研究室では、従来の分野の枠にとらわれない、物理・化学・工学を駆使した材料・デバイスプロセス開発を行います。
具体的には原子レベルで薄膜の構造や組成を制御可能な薄膜作製技術を駆使し、新たな構造や機能をもつ酸化物薄膜を作製しています。また、作製した材料を様々な分析手法を用いてその特性を明らかにします。特に、超短パルスレーザーを利用したテラヘルツ分光法などの先進的な計測手法により、電子やイオンのダイナミックな振る舞いを明らかにします。このように、当研究室では材料の合成からデバイスの作製、そして特性の計測・解析まで一貫して行い、グリーンエネルギー材料・デバイス工学に貢献することを目指しています。